leathercare

ヌメ革の特徴

<丈夫かつ長持ち>

ヌメ革は大変頑丈な革ですが、当初は少しゴワゴワして固い感じがするかもしれません。
しかし、使い込んでいくうちにすこしずつ繊維が柔らかくなり、自然な風合いに馴染んできます。
プラスチックなどの表面加工をしていないため傷付きやすいですが、
手入れをしながら丁寧に使用すれば5年でも10年でも長く仕様して頂くことが可能です。

<味わい深い経年変化>

ヌメ革の特徴として、太陽光に日焼けしたり、
オイルや脂質が染み込むことにより、より深い色へと変化します。
日光や摩擦熱などにより、革の脂分が表面に染み出し、磨かれることにより独特のツヤ感を帯びてきます。
ただ古く傷むのではなく、時間が経つ程に味わいを増し、まさにオーナーの生き方が染み込んでいくものになるのです。

<自然の証明>

革の中で最も自然な仕上げであるヌメ革には、しわやキズ、たるみ、血管、毛穴などがそのまま残っています。
これらはナチュラル・スタンプと呼ばれ、単なるキズではなく、天然皮革の特徴であり最大の魅力です。
ヌメ革はプラスチックなどの表面加工をしないため、ナチュラルスタンプが最も現れやすい革となっています。
これらは全て革の個性や味わいとなり、同じものが二つと存在しない、世界でたった一つのものになります。

Natural stamp

革

① バラキズ
切り傷が治った痕。
放牧などにより自由に育てられた牛に良く見られる特徴。

② トラ
首・腹部のしわやたるみなどを伸ばした痕。

③ 血筋
血管が通っていた痕。

ヌメ革

④ 毛穴
毛穴の痕。

⑤ かさぶたの痕
刺し傷や擦り傷が治ったかさぶたの痕。

How to care & maintenance

① ヌメ革は水に弱く、雨に濡れるとシミ・色落ち・色移り・カビの原因になります。

② 日常の手入れは乾拭きや表面の埃を払う程度で充分です。

③ 革表面が乾燥しているなと感じたら、 レザーケア用オイルを流布して頂き、油脂分を補充して下さい。

④ 革製品を長持ちさせるため、経年変化の味わい深い風合いをお楽しみ頂くため、日常のオイルケアをお薦めします。
ケアは使用状況によりますが、可能であれば毎月1回のペースが望ましいです。

⑤ 湿気や汚れの放置によりカビが発生することがあります。

長期間使用しない場合は風通しの良い場所に保管し、陰干しや乾拭きなどを行い、革に付着した汚れや湿気を除去して下さい。

⑥ 皮革用クリーナーで除去で除去できない様な深い汚れの場合は、悪化を防ぐためプロご相談下さい。

⑦ 急激な温度変化や湿度変化により革自体に含まれる脂分が染み出て、白い粉や幕が現れることがあります。
柔らかい布などで擦り込む事により革の内部に馴染んでいきますので安心してお使い下さい。

Attentions

使用上のご注意

① 水に濡れた場合は速やかにお拭き取り下さい。
濡れたまま放置すると、シミやふくらみ、カビの原因になったりする場合があります。

② 表面にはコーティングや防傷加工をしておりませんので、へこみや傷が付きます。

浅い傷はケアや経年変化で目立たなくなる場合もありますが、
一度付いた傷や痕は消すことが難しいできませんので、気にされる方はお取り扱いにご注意下さい。

③ 変色・褪色防止のため、高温多湿、急激な温度・湿度変化のある場所長時間放置しない事をお勧めします。

④ 風合い大切にしているため、色止め加工は施しておりません。
強い摩擦や水濡れなどで色落ちをする場合がございますのでご注意下さい。

⑤ ヌメ革本来の質感を活かすため、表面に防傷加工をしておりません。
製造工程中や保管の際の薄い擦り痕やテカリが付いている場合がございます。
お使頂くうちに自然と馴染んでいくものがほとんどなので、安心してお使い下さい。

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